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2018年12月12日、司法試験コースで現役裁判官による裁判員裁判についての講演が開催されました。
裁判員制度は2019年度で施行10年の節目を迎えます。多様な意見を集約し、国民が真に納得できる刑事裁判の実現に向けての取組についての貴重なお話を伺いました。
裁判員制度とは? 以下、最高裁判所 裁判員制度 (http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/index.html)より引用。 |
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裁判員制度とは、国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい、被告人が有罪かどうか、有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度です。 |
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裁判員制度の対象となる事件は、代表的なものをあげると、次のようなものがあります。
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講演をしてくださったのは、東京地方裁判所部総括判事・東京簡易裁判所判事である河本雅也先生。
河本先生は、最高裁刑事局第二課長時代に、裁判員制度の細かな制度設計をなさった方であり、ご自身も裁判長として数多くの裁判員裁判を扱った経験をお持ちになります。
『ごく普通の人々による真剣な対話や議論の中から、プロをも唸らせる真理が生み出されます。多様な価値観をもつ人々による議論の力は絶大です。』
また、法律の勉強方法について、基礎や基本を丁寧に身に付けることが大切とのアドバイスもいただきました。
『裁判とは、極言すれば普通の人にもわかりやすいプレゼンをする場。だから、対話を通して法律を学ぶことがとても重要です。』
『法曹にとって最も必要なスキルは、コミュニケーションの力です。法曹が扱うのは、机上の空論ではなく、生身の人間ですから。』
『仕事や勉強のオン・オフの切り替えスイッチを持ちましょう。“よく働き(学び)、よく遊べ”』
学生たちの様々な質問にも、一つ一つ丁寧に応えていく河本先生。
学生たちも再度、自分の将来をイメージできる機会となりました。